【アクセサリー業界の方必見!】スワロフスキーとは もう言えなくなる!?スワロフスキー Ⓡ・クリスタルの商標は年内で終了するのでご注意ください。
スワロフスキー社の動向に業界は今激震しています。その理由は「2020年12月31日をもってスワロフスキーⓇ・クリスタルのブランディング契約終了」になるからです。
「スワロフスキーとは もう言えなくなるの?」
「そもそもスワロとはなに?スワロフスキーとは??」
「スワロフスキー クリスタルを使ってる場合どのように表現、証明するの?」
今回はスワロフスキー クリスタルの商標は今後どうなるのか、そもそもスワロフスキーとはなにかをご紹介しつつ今後どのような表現でスワロフスキー社のクリスタルガラスを説明すべきかを紹介させていただきます。
この記事はスワロフスキー社のクリスタルガラスや商標の使い方を正しく行っている事業者さま向けの記事です。
※現在インターネットなどでは“スワロスキー ボールペン”など同社ではないのにスワロフスキーなどと謳う事業者さまも多く見受けられます。
これらについては景品表示法 優良誤認など法律の問題もあるかもしれないのでここでは割愛させていただきます。
あくまでもスワロフスキー社のクリスタルガラスが好きで、その輝きを自社の商品に使いたいという事業者さまに向けた記事となっておりますのでご注意ください。
もくじ
スワロフスキーとは?
スワロフスキー クリスタルについて
スワロフスキーⓇ・クリスタルを使う事業者の対応
【この記事は2021年12月21日に書かれたものです。】
スワロフスキーとは?
「スワロとはなに?」とか聞かれる方もたまにいらっしゃいます。スワロフスキーとは?この章では世界最大のクリスタルガラスブランドになったスワロフスキー社について紹介させていただきます。
スワロフスキー社について紹介します。
スワロフスキーとはオーストリアのクリスタルガラスの製造する会社です。

100年以上の歴史を持ったクリスタルガラスを製造するトップブランドであり、現在は自社ブランド「スワロフスキー」の名前を冠したジュエリーショップを全世界に展開。
ジュエリーや時計などのファッションジュエリーを幅広く取り扱う世界有数のトップブランドです。
よく「スワロ使ってる」とか「スワロフスキーを使用」など表現するメーカーも多くありますがスワロフスキーとはあくまで会社名です。
ですから正確には「スワロフスキー社の制作したクリスタルガラスを使っている」が正しい表現です。
ただそのように思わず表現したくなるほどのカット技術や格別の輝きを持つ特別なクリスタルガラスを製造するブランドが「スワロフスキー社」なのです。
スワロフスキー社の現状と経営方針について
スワロフスキー社は”手の届くラグジュアリー”という位置づけに事業を再編しています。
2020年に同社CEOに就任したロバート・ブッフバウアー氏のもと、現在は安価ではないが高価ではない同社のポジショニングを再編。
「手の届くラグジュアリー」という位置づけに引き上げるという戦略にシフトしていています。
現在の価格帯についても見直され、ゆくゆくはネックレスやブレスレット、イヤリングなどの価格帯も3万円から13万円と手の届くラグジュアリーというコンセプトに沿ったものになるとのこと。
2021年2月に新体制で初のコレクションが予定されているのでどのように変化するのか注目が集まっています。
また全体の2割にあたる人員や3割のショップを削減する一方で高級百貨店への出店を加速ブランドイメージの向上に努めていく戦略にシフトチェンジ。
また売上の3割を占めていた卸売部門(材料としてクリスタルガラスを販売する部門=プロフェッショナル部門)を縮小する予定で、取引を解消するメーカーも出てくるとのこと。
【引用記事:スワロフスキーが事業再編新戦略は手の届くラグジュアリー】
掲載会社 wwd.japan.com
引用ページ https://www.wwdjapan.com/articles/1158848
簡単に言うと自社ブランドをラグジュアリー・ブランドとしてブランディング化するのに支障のあるものは縮小・廃止していくということです。
インターネットでもスワロフスキーなどと記載されている事業者さまもかなり多く、ぱっと見るとスワロフスキー社がやっていると誤解を受ける商品も多くあります。
さらなるブランド強化を図るために上記のような施策を実施し、そうした誤解を与えるものやブランド価値を毀損するものなどに対峙しつつ時代の変化に対応しようというのが同社の現状と言えます。
スワロフスキー クリスタルについて
それでは現在スワロフスキー社からクリスタルガラスを仕入れているメーカーなどはどうなるのでしょうか?今回のスワロフスキー クリスタルのブランディング契約終了もこうした流れで起こった出来事です。
それではスワロフスキー社の持つ商標スワロフスキーⓇ・クリスタルについてこの章で説明させていただきます。
スワロフスキー クリスタルとは?
スワロフスキー社が卸売りの際に付けていた商標がスワロフスキーⓇ・クリスタルです。

前章で述べた通りスワロフスキー社には自社のブランドを冠したコンシューマ・グッズ部門(スワンのマークでお馴染みの全世界に展開しているショップです)
と自社のクリスタルを材料として卸売りをするプロフェッショナル部門があります。スワロフスキーⓇ・クリスタルとは卸売りの際に他のクリスタルと差別化するために用いていた商標です。
ブランディング契約とは同社の認可を受けてこの商標スワロフスキーⓇ・クリスタルを使用する契約を結んだ事業者や同社のクリスタルガラスを使うメーカーが使用する商標でした。
なかでもスワロフスキー社と契約を結べた事業者はブランドタグやポップなどを使用できる権利が与えられていました。

スワロフスキー社製のクリスタルガラスを100%使用していることが証明できるので、契約した事業者にとっては他社との差別化を図るものとして使われております。
このようにスワロフスキーⓇ・クリスタルとは同社からクリスタルガラスを購入したメーカーが他のクリスタルガラスと差別化を図るために使っていた商標なのです。
スワロフスキー クリスタルのブランディング契約終了について
スワロフスキーⓇ・クリスタルの商標利用は2020年12月31日で終了します。

スワロフスキー社の事業再編によるプロフェッショナル部門の縮小によるものなのか、スワロフスキーⓇ・クリスタルの商標は2020年12月31日で終了となります。
つまり2021年からはスワロフスキーⓇ・クリスタルという表示や表現はしてはいけないということです。
このブランド名自体を終了させると同社が発言しているので当然のことですがこの表現は店頭やポップはもちろん、口頭で使用することも不可能になります。
(ブランド自体がないわけなので)スワロフスキーⓇ・クリスタルを手芸店やパーツショップで買われていたショップオーナーさま、ブランドさまは特に注意が必要です。
素材や加工方法などをきちんと説明することは法律の観点からももちろんですが企業姿勢も問われてくる問題になります。
特にスワロフスキー社と取引のあった(ブランディング契約をしていた)メーカーは表示の問題などお客様にもスワロフスキー社にも迷惑のかからないように気を付ける必要があります。
スワロフスキー社のクリスタルガラスを使っているメーカーの対応について
それでは実際にスワロフスキー社のクリスタルガラスを使っているメーカーはどうしたらよいの?という声も多いので現状で表現できる方法や注意すべきポイントについてこの章で解説します。
正しく使い、お客さまはもちろんスワロフスキー社にも迷惑が掛からないようにすることが企業としてはベストな選択かと思います。
スワロフスキーを実際に使っている場合はどのように表現すべきですか?
2021年12月21日現在はスワロフスキー社のクリスタルガラスを使用していると口頭で説明するのがベター。
前章で説明した通りスワロフスキーⓇ・クリスタルの商標は廃止されますのでこの名前を使うのは絶対にNGです。今は同社が卸売り事業で販売するクリスタルガラスに商標を付けていない状態です。
ですから現在お客様に聞かれた場合は「スワロフスキー社のクリスタルガラスを使っています」と口頭の説明にとどめておくのが良いと思います。
「本当のことだし素材の説明だからポップやお客様に渡す証明書などに記載していいんじゃない?」ともよく聞かれます。
ただ今は同社の事業再編の動向を見つつ、同社のブランド向上施策の支障がないように努めるのが、正しくスワロフスキー社のクリスタルガラスを使うメーカーの心構えかと思います。
きちんとした対応でお客様はもちろんスワロフスキー社にも配慮するのが必要です。
スワロフスキー社のものと誤解を与えないよう気をつけるべきポイントを紹介します。
3つのポイント:材料として説明。他のガラスと一緒に使わない。ポップで記載しない
2021年12月21日現在は同社のクリスタルガラスを使用する場合どのように表現するのかがまだ決まってない状態です。
なのでスワロフスキー社にもきちんとリスペクトしつつもお客様からの問い合わせに対しては正直に返答するのが賢明です。
ポイント①:材料としてのみ正しく説明しよう!
おすすめしたいのはお客様から質問されたり、接客の会話の中で「スワロフスキー社のクリスタルガラスを使っている」とお答えすることです。
クリスタルガラスはあくまでも材料であり、製品そのものではありません。ですから名刺的に「これはスワロフスキーです」などと謳うのは完全に間違っています。
あくまでも使っている材料として説明をすれば十分なのではないかと思います。
ポイント②:他のガラスと混ぜているならスワロフスキー社製というのはやめよう!
他のガラスとミックスして使うのもよくないと思います。
もしもスワロフスキー社のクリスタルガラスが好きで、接客などでもスワロフスキー社のもの言いたいのであればすべてスワロフスキー社のクリスタルガラスを使うべきです。
他のガラスとミックスしているのにスワロフスキー社のクリスタルガラスというのはフェアではない気がします。
この辺りは法律も絡んでくるので詳しくは言えませんが、他のクリスタルガラスを混ぜて使っている場合は商売道徳上でいえば絶対に言ってはいけないと思います。
※その場合は他のクリスタルガラスもなんであるか説明すべきです。
ポイント③:ポップなど文字でアピールする表現はやめよう!
最後はポップなどで表記・表現しないということです。
素材やコーティングなどの説明で文章内に記載する程度は良いかと思いますが、前章でも申したように現在スワロフスキー社は同社のクリスタルを何と呼んで事業者に販売するのか検討している段階です。
そもそもなぜスワロフスキー社のクリスタルガラスを使いたいのか、よく考えるべきです。
それは同社のクリスタルガラスが輝いていて、それがお客様の満足度をより高めてくれるからだと思います。ただ名前を使いたいという理由ではないかと思います。
同社の事業再編をリスペクトしつつ、お客様に配慮した表現が必要です。あまり文章にいれてしまうと誇大表記にみられがちなので今は注意した方が良いと思います。
スワロフスキーとはもう言えなくなる?まとめ
さていかがでしたか?
今回はスワロフスキー社の持つ商標スワロフスキーⓇ・クリスタルについて、また同社の事業再編など経営方針をもとにスワロフスキー社のクリスタルガラスを使うメーカーの心構えや対応について紹介させていただきました。
自社の商品をより良いものにしてくれる材料としてスワロフスキー社のクリスタルガラスはまぎれもなく現代において世界トップクラスの品質だと思います。
これからもより良い材料を使うという考え方のもと、同社をリスペクトしつつ適正な表現でお客様にご紹介したいと思っています。
アクセサリー ブランド研究所ではこのようなアクセサリー ブランドを運営される事業者さま、ブランドさまに役立つ情報を発信していきます。
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